処理速度
カレンダーの処理速度を上げるヒントを紹介します。
- 使用していない「Source No X」レイアウトを削除するか、レイアウト名を変更します。つまり、もしソースを1つしか使っていないとすれば、「Source No 2」レイアウトを削除するか、またはレイアウト名の「No」を「WAS」と置き換えて「Source WAS 2」というレイアウト名に変更します。
- 一度に表示するソースは、1つだけにします。複数のソースを同時に表示すると、カレンダーはイベントの表示順を決めるために複数のソースを互いにソートします。これには時間がかかります。
- 「日」表示で関連フィールドを表示しないのであれば、「Go to Calendar Tab ( Tab Name )」スクリプトの最後にある「refresh」を無効にします。
- イベントの概要を複数行の計算にマッピングすると、動作が若干遅くなります。特に、計算結果が保存されない場合には、この傾向があります。概要には、計算ではなく、通常のテキストフィールド(改行なし)を使ってみてください。
- 「月」表示で終日のイベントだけを表示したいケースもあります(「月」表示では多くのイベントを表示できるようになっているため、それに伴って動作が遅くなるおそれがあります)。「月」表示で終日のイベントだけを表示するように制限するのは簡単です。
「Write FileMaker Source to Variable」スクリプトの編集ウインドウを開き、「Nothing Found?」というコメントを見つけます。このコメントの直前に、以下の内容を追加します。
If [ $$sc_Mode = "Month" ]
レコード/検索条件確定[ ]
検索モードに切り替え[ ]
オブジェクトへ移動[ オブジェクト名: "SourceTimeStart" ]
計算結果を挿入[ "*" ][ 選択]
レコードを対象外に
対象レコードの絞り込み [ ]
End If
#
#Nothing found?
これで、終日のイベントだけが表示されるようになります。