継続時間
複数の日付にまたがるイベントを作成できますか?
はい、できます。日付をまたぐ予定(ある日にスタートし、翌日に終わる予定)は、実は2日間に及ぶものであり、シードコードはこのような予定を両方の日に表示するように設計されています。
これよりも長い複数の日数にわたる予定を作成したい場合は、イベントの入力や編集の際に、「イベント詳細」画面で「End Date」フィールドに日付を入力するだけです(終了日は、予定を編集する際には表示されますが、日ごとの表示では見えません。複数の日にわたる予定が多い場合は、「日」のレイアウトにフィールドを追加できます)。
イベントに終了日を追加すると、イベントは開始日から終了日までの各日に表示されます。
注意:複数日のイベントに開始時刻と終了時刻が設定されている場合、カレンダーの「予定」タブ(予定にリソースがある場合)と「週」表示(シンプル表示は除く)では、イベントが継続している間ずっと色が付きます。便利な場合もありますが、「今週は休暇」のような複数日のイベントではこの週にずっと色が付いているのはあまり望ましくないかもしれません。最もよい回避方法は、このような複数日のイベントには時刻を入力しないことです。そして別のイベントを2つ作成して、1つにはイベントの開始時刻、もう1つには終了時刻を指定します。
次のような例を考えてみましょう。出張で5日間留守にするとします。この予定を反映させるために、以下のようなイベントを作ります。この方法では、時刻の欄には飛行機の時刻だけが表示され、期間中は空欄になるので、出張中のその他のイベントを表示できます。
繰り返しの予定の作成についての詳細はこのページを参照してください。
イベントのデフォルトの継続時間を設定できますか?
もちろん、できます。イベントのテーブルのフィールド定義を編集して、「TimeEnd」フィールドの定義を変更します。
予定のデフォルトの継続時間を20分にしたいと仮定します。まず、「ファイル」メニューの「管理」から「データベース」を選択します。「データベースの管理」ダイアログの「フィールド」を選択し、テーブルのポップアップメニューから「SampleEvents 」テーブル(または自分のイベントのテーブル)を選択します。そして「TimeEnd」フィールドの定義を編集して、継続時間を設定します。「TimeEnd」フィールドをダブルクリックします。オプションのダイアログで「入力値の自動化」が選択されていなければ、これをクリックします。「計算値」のチェックボックスをクリックします。「計算式の指定」ダイアログが開き、深夜0時に終了するイベントを管理するための計算式がすでに作られていることがわかります。
既存の計算式を、以下のように修正します。
Let ( [ d = 1200 ; // Default event duration in seconds t = If ( IsEmpty ( Self ) and not IsEmpty ( TimeStart ) ; TimeStart + d ; Self ) ; t = Case ( t = Time ( 24 ; 0 ; 0 ) ; Time ( 24 ; 0 ; 1 ) ; t > Time ( 24 ; 0 ; 0 ) ; t - Time ( 24 ; 0 ; 0 ) ; t ) ] ; t ) // v 5.4 modified for default duration
FileMakerは時間を秒で管理しているため、継続時間を20分にするには20分に60をかけ算して秒数(1200秒)を計算する必要があることに注意してください。「OK」ボタンをクリックして「計算式の指定」ダイアログを閉じます。これで設定は完了です。新たに作成する予定は、継続時間が20分になります。継続時間を変更するには、予定の終了時刻を編集するだけです。
終了時刻はシードコードカレンダーではオプションなので、必要がなければ入力しなくてかまいません。