カレンダーをスクロールする
日、週、月、スケジュールの画面にスクロールバーを追加できますか?
はい、できます。スクロールバーを追加すると、「time up」や「time down」の矢印の代わりにポータルのスクロールバーを使って、1日のうちで時間帯をスクロールできるようになります(あるいは、シンプル表示でイベントをスクロールすることもできます)
これと同じテクニックは、スクロールバーを表示せずにカレンダーを大きくするために使えるということに注意してください。使用しているディスプレイが大きい場合は、以下のテクニックを使用して行数を変更し、スクロールバーを追加するのではなくレイアウトを大きくできます。
スクロールバーを追加するには、まずスクロールバーを追加したいポータルを編集します(ポータルをダブルクリックし、「ポータル設定」ダイアログで「垂直スクロールバーを表示」を選択します)。別のタブ(週や月)を選択する方法については、「カレンダーのタブ」を参照してください。
スクロールバーを追加すると、ポータルのコンテンツの内側が数ピクセル分少なくなります。そのため、ポータルを(そしてウインドウも同じ分だけ)広くして調整するとよいでしょう。これは、ポータルの中身を狭くするよりも簡単です。
次に、「Load Calendar Settings - On Startup --- Edit Configuration Here ---」のスクリプトの編集ウインドウを開いて、「"月"スクリーンのポータルに表示する行数はいくつですか?」のコメントを見つけます。(小さいカレンダーと大きいカレンダーの)両方の数値を変更すると、スクロールする行が追加されます。
レコードを何件表示させるかは好きなように設定できますが、時刻を15分間隔で表示し1日のスタートを午前8時に設定している場合には、一番下までスクロールすると午前1時までで77行が表示されます。しかし(「月」表示の場合)6で割り切れる行数が望ましいため、78行をお勧めします。行数を選択してから、「Upon Opening」スクリプトを実行すると、変更が反映されます。
これで完了です。
注意点をいくつか記載します。
- 「月」表示にもスクロールバーを追加することができます。「月」表示で“1日あたりの行数”を増やす際に便利です。最初に「$sc_RowsPerDay」の変数を宣言している「Load Calendar Settings - Each Redraw」スクリプトを編集して、変更します。上述のように最大の78行にした場合、表示される行数は6または13で割り切れる数値になります。
- 「グリッド」タブにも、プログラミングをすることなくスクロールバーを追加できます。「グリッド」タブで一番下までスクロールして表示できるよりもさらに多くのリソースがある場合(すなわち上述の、「月」画面で表示されるポータル行の数の設定よりもリソースが多い場合)、「Next Resources」ボタンが表示され、次のX個のリソースにページ単位で移動できます。