iCal

iCalのレコードをカレンダー内に表示することはできますか?

はい。カレンダーに、iCalのデータソースとFileMakerのレコードを同時に表示できます。詳しくは「複数のソース」を参照してください。

iCalにエクスポートする

カレンダーのPro版では、イベントの対象レコードをiCalフォーマットでエクスポートする機能をサポートしています。「イベントリスト」レイアウトの右上に、対象レコードを.icsファイルとしてデスクトップにエクスポートするボタンがあります。このスクリプトでは、ソース番号をパラメータとして使用しているため、FileMakerのどのソースでもiCalにエクスポートできます。

この機能を活用するのに役立つヒントを、以下に紹介します。

  • エクスポートしたファイルをphpiCalendarに読み込んで、レコードをWebサイトに表示できます。複数のファイルをエクスポートすると、それぞれ別のカレンダーとして扱われます。そのため、「フィルタ」ごとにひとつずつ.icsファイルとしてエクスポートすることにより、FileMakerのカレンダーのフィルタを再現できます。
  • FileMaker Serverのスクリプトのスケジュール機能でエクスポートのスケジュールを設定して自動化することを検討するとよいでしょう。エクスポート後、スクリプトでftp pluginを用い、エクスポートした.icsファイルをWebサーバに転送できます。

iCalへのエクスポートのトラブルシューティング

iCalへのエクスポートには、「SeedCode Complete」に付属の「Extras」フォルダ内にあるxslファイルが必要です。

このxslファイルは、基本的にはどこに置いてもかまいません。「Export Found Set to iCal { SourceNumber }」スクリプトで、このファイルの場所を指定します。カレンダーを共有する場合は、このファイルをWebサーバに置くこともできます。このファイルへのパスは全員に共通となるため、スクリプトにファイルのURLを指定します。

指定は次のようにします。「Export Found Set to iCal { SourceNumber }」スクリプトの編集ウインドウを開き、「Export Records」のステップを見つけます。エクスポートするファイルの指定の隣にある「specify」ボタンをクリックします。次の画面が開いたら「OK」ボタンをクリックします。すると「Specify XML and XSLT options」ダイアログが開きます。「HTTP Request」を選択し、「seedcodeiCalExport.xsl」ファイルのURLを入力します。または、サーバを使用せず自分のコンピュータ上のみで「seedcodeiCalExport.xsl」ファイルを使用する場合には、「ファイル」の設定のままにしておきます。