フィールドを追加する

カレンダーに独自のフィールドを追加するには、どのようにしますか?

概要

カレンダーでデータがどのように表示されるかの書式の多くは、「Calendar Source Data」レイアウト上に設定してあります。このレイアウトで、どのフィールドを「サマリ」に使用するかを決定します。「サマリ」は、すべてのカレンダーの画面上で表示されるイベントの属性です。「サマリ」フィールドに計算を用いることによりカレンダー上に何でも表示させることができます(たとえば、ユーザのイニシャルとイベントの詳細など)。

カレンダーを統合した際に、「zscEventSummaryCalc」という名前のイベントのテーブルにフィールドを作成しました。このフィールドの定義を編集して、カレンダーに追加のフィールドを含めます。

そうすることにより、「日」表示でサマリの後に連絡先の名前や電話番号といったデータを表示することができます。データが短い時は「週」・「月」表示でも見ることができます。 また「週」・「月」表示の時にマウスのポインタを合わせると、割り当てたフィールドの内容がポップアップヘルプとして表示されます。

Pro版では初めから連絡先/電話が入力できるよう設計されています。

「日」表示

イベントのテーブルにあるどのフィールドでも、カレンダーの「日」表示上に配置できます。また配置するフィールドを必要に応じて入力可能にすることもできますが、後述の通り、若干注意が必要です。

「日」表示にフィールドを追加するには、以下のように「CalendarRows」テーブルから「SampleEvents」テーブルにリレーションシップを作成します。

CalendarEventUIDCalc_FirstValue = _id

「_id」の部分が、あなたのイベントのテーブルにあるプライマリーキー(ユニークID)です。このリレーションシップによって、イベントのテーブルから「日」表示にフィールドを追加することができます。

次に、レイアウトモードで、カレンダーの「日」タブに切り替えます(レイアウトモードで「日」タブに切り替える方法は、「カレンダーのタブ」を参照してください)。そして、イベントのテーブルからフィールドを追加するだけです。これでオリジナルのカレンダーファイルにある「SampleEvents」テーブルからのフィールドになります。

入力できるフィールド

イベントのテーブルに含まれるフィールドの入力を許可すると、情報が編集されてイベントの移動や色の変更が発生する可能性があることに注意してください。FileMakerは、あなたがフィールドを編集したためにこうした状況が発生するということを検知できません。このような場合には、フィールドに「Refresh Calendar { UseExistingData ; DontRefresh }」をコールするスクリプトトリガを設定する必要があります(「OnObjectSave」のスクリプトトリガを推奨します)。このスクリプトには、パラメータを渡さないでください。