今後のアップデートについて検討すべきこと

最初のアップデートでリフレッシュFMを使った後、次に何が起きるかと言えば、データベースの開発バージョンにさらに変更を加え、プロセスがもう一度始まります。次の、あるいはその後のアップデートでリフレッシュFMを使えるようにするには何を変更すればいいのかという疑問が、当然わいてきます。その答えは、場合によります。そして、データ構造をどの程度変更したかによります。

リフレッシュFMをいったんセットアップすると、今後のアップデートではそれを変更することができますが、多くの場合はいちからセットアップし直したほうが早いでしょう。

基本的には、検討すべき変更には3種類あります。ファイルの数の変更、テーブルの数の変更、既存のテーブル中のフィールドの数の変更です。

新規ファイル

リフレッシュFMに更新したファイルを追加するのは、もう一度インポートするのと同じことです。「Newファイルを選択」ボタンをクリックすれば、新しいファイルが再インポートされます。「ファイル」タブにある「ファイル挿入」のリンクをクリックして、ファイルを手動で追加することもできます。

ファイルを削除するには、「ファイル」タブのポータルから取り除くだけです。

削除されたテーブル

テーブルを削除した場合は、「設定」タブのテーブルのリストから削除するだけでインポートされなくなります。削除する代わりに、テーブルのリストで「含まれる」チェックボックスを外して、このテーブルを完全に無視することもできます。このテーブルにインポートしないためには、これで十分です。ただし、「コントロールファイルの設定」のステップを再実行すると再び追加されることに注意してください。

テーブルを完全に削除するには、OldとNewの両方のコントロールファイルでリレーションシップグラフを開き、グラフからテーブルオカレンスを削除します。次に「Import」スクリプトを開いて、このテーブルに関する部分を削除します。それから「コントロールファイルの設定」のステップをもう一度実行すると、テーブルが再度追加されることはなく、リフレッシュFMから完全に削除されます。

新規テーブル

インポートのプロセスに新規テーブルを手動で追加するには、このテーブルのテーブルオカレンスを両方のリレーションシップグラフと、インポートのステップに追加するだけです。リレーションシップグラフに追加すると、「コントロールファイルの設定」のステップを実行したときにテーブルのリストに追加されます。

インポートのステップを追加するには、別のテーブルから既存のステップのセットを複製するか、「インポートスクリプトを作成」のステップを使ってインポートのスクリプトをコピーします。デフォルトのインポート順を変更していなければスクリプト全体を置き換えたり、ステップをダミーのスクリプトにペーストしてから新しいテーブルに関するステップだけをコピーすることもできます。デフォルトのインポート順では適切でない場合は、スクリプト順を確認し、設定してください。

「Import」スクリプト中のテーブルの順序は問いません。どんな順序でもかまいません。

別のファイルになったテーブル

これは簡単です。Newのファイルのリレーションシップグラフを開き、テーブルオカレンスを適切な場所にポイントするだけです。

フィールドの変更

まず、さまざまなタイプのインポートを利用でき、使用するインポート順にどんな意味があるかを知っておいてください。インポート順を選択するセクションを、熟読してください。

インポートの順序を適用できなくなった場合は、インポート順を変更するだけです。たとえば、すべてのフィールドがそのまま残っていてフィールド名を変更したり再利用したりしていたが後になっていくつかのフィールドを削除することにした場合、インポート順を再検討する必要があるでしょう。

新規フィールドを追加しただけであれば、自動でインポート順に追加され、何もする必要はありません。

いちからやり直す価値はあるか?

基本的には、上述の変更を加えるか、またはセットアップをやり直すかの、どちらかです。インポート順をカスタマイズしていない場合や、その他の変更をコントロールファイルに加えていない場合は、プロセスを白紙の状態からやり直すのが最も簡単です。