4.06.4 FileMaker Goの互換性のレポート
iOS用のFileMaker Goが登場したことを受け、この新しいOSとソリューションとの互換性もチェックできるようになりました。ホーム画面の「レポート」タブを開き、「Go互換性」タブを開きます。レポートを実行する分析を選択し、「Generate Report」(レポートの作成)ボタンをクリックしてレポートを新たに作成します。
FileMaker Goの変更に伴うベースエレメンツの新しいバージョンでは、FileMaker Goとの互換性がアップデートされています。FM Goの変更が項目に反映し、その機能が動作するために必要なバージョンがレポートされます。レポートは、FileMaker社からFileMaker Goに関して提供されている以下の技術文書や情報に基づいています。
FileMaker Go での計算式とスクリプトの動作上の相違点 [KB9236]
FileMaker Go に最適化されたレイアウトのデザイン [KB9233]
FileMaker Go から FileMaker の機能にアクセスした際に動作が異なる点 [KB9262]
FileMaker Go と FileMaker Pro との相違点 [KB9155]
FileMaker Go デベロップメントガイド (pdf) にも基づいています。
レポートは、大きく2つのパートで構成されています。1つ目は、上記の詳細に基づく、項目に関しての重要な備考です。これは情報提供の目的のみで再使用されているものであり、FM Goでの開発を始める前に読んでおくべきものです。2つ目は上記の技術文書に関連のある項目を分析し、どこで使われているかを確認する部分です。
各項目についてソリューション中で出現する回数がカウントされ、レポートのリストのリンクから直接参照できます。出現していない項目もレポートに含まれますが、件数はなく、テキストはグレーで表示されています。関連のある項目を一目ですべて見て、自分のソリューションに該当する項目だけを簡単に確認できます。件数をクリックすると、このレポートから参照されている実際の項目を直接見ることもできます。
FileMaker Goのレポートは、互換性に影響を及ぼす実装のわずかな違いも認識します。たとえば「メールを送信」スクリプトステップを使っていると、FM Goで表示されないダイアログを使用するステップの場合にのみレポートでフラグが立てられます。FM Goで問題なく動作するステップの場合には、項目はレポートに表示されません。