4.10 警告
エラーや参照されていない項目と同様に、ベースエレメンツにはソリューション中の問題に関する警告のリストもあります。警告は、フォームレイアウトの右上にオレンジ色で件数が表示されます。「Analysis」と「File」レイアウトでも合計数が表示されます。
警告は、ソリューションの構造的な誤り(これはエラーと判断されます)ではないが、予期しない動作の原因となり得るものや、扱いにくいと思われるようなものです。警告の例には次のようなものがあります。
- 別のタイプのフィールドとリレーションシップが結ばれているフィールドがある。FileMakerでは数字フィールドとテキストフィールドのリレーションシップを結ぶことができ動作しますが、予期しない結果となることがあります。特殊な結果を得るために意図的にそのようにすることもできます。
- 次回のログイン時にパスワードの変更を要求するアカウントがあるが、アクセス権セットによってパスワードの変更が許可されていない。
警告は、ソリューションが思った通りに動作しないときに、問題となっているかもしれないことを確認できる便利なものです。警告をすべて解決しなくてはならないわけではありませんが、どんな警告があってどんな影響があるかは知っておくべきでしょう。