リフレッシュFMの動作の仕組み
リフレッシュFMは、アップデートのプロセスをビルドして格納する、自己完結型のファイルです。 完了すると、ここにサポートファイルがすべて含まれ、ソリューションの開発バージョンのファイルの完全なコピーも含まれます。このようになっていることで、インポートを実行するときには、この1つのファイルを稼働中のサーバにコピーするだけでアップデートを開始できます。
動作の仕組み
リフレッシュFMは、メインのFileMakerファイルから作業を始めます。このファイルには、データおよびスクリプトとプログラミングのロジックがすべて含まれ、アップデートを実行します。リフレッシュFMは、実際のデータファイルを参照する2つの「コントロール」ファイルをビルドします。 この2つのファイルには、実際のファイルへのファイル参照が設定されます。また、インポートのステップもすべて含まれます。セットアップがすべて完了するとどうなるかを、以下に図で示します。
この図の通り、2つのコントロールファイルがあります。この2つのファイルには、ソリューションのファイルの稼働バージョンへの参照が含まれています。メインファイルのベーステーブルを使って、この2つのコントロールファイルのテーブルオカレンス間でインポートが実行されます。このようにインポートのプロセスを実行することで、ファイル自体には一切変更を加えることなく、古いファイルから新しいファイルへデータを持っていくことができます。
このような構成にするためのセットアップは、すべてリフレッシュFM自体の中でできます。 フォルダを作ったり、ファイルをあちこちコピーしたり、この構造をセットアップしたりする必要はありません。すべてリフレッシュFMででき、いつでも作り直すことができます。リフレッシュFMを使うにあたって、ここで解説した考え方を必ずしも理解しなくてはならないということではありませんが、理解しておくとそれぞれのステップがなぜ必要かがわかり、セットアップや構成の役に立ちます。