2-3-2 削除イベントと削除コンテンツについて


SyncServerProでは削除イベント(削除した事実とUUID)をログに記録します。

これには削除コンテンツ(削除内容)は含まれません。

何を削除したか知りたい場合は、DELETEイベントのUUIDと過去のINSERT/UPDATEイベントのUUIDとを紐づけることで知ることができます。

  ※ 新規のデータベースでなく、既にデータのあるデータベースを設定する場合、SSP監査証跡の設定完了後に、既存のデータ内容を取得し、

  監査ログにインポートしておくことをおすすめします。

  (ex: SyncServer用のプライマリーキーフィールドで、Get( UUID ) の計算式にて全置換するなどで取得可能)


削除イベントだけでなく、削除内容をその都度、ログに記録したい場合は、上記「PubFlug方式」を使って独自にスクリプトを作成することで実現できます。

具体的には、レコードを消す前(PubFlugを4にする前)にFileMakerで削除内容をログ記録するスクリプトを独自に作成し、FileMakerのカスタムメニューやボタンの削除イベントなどに割り当てます。

同期サイクルの周期での物理レコード削除となるため、直ぐに削除対象レコードを除外したい場合は「レコード対象外に」するなどのスクリプトステップが必要です。