6-3 SyncServerPro によるレプリケーションを行うには
監査証跡 機能を使用するには「Tier 3」の SyncServer Pro ライセンスが必要です。
複製サーバ上でお使いのファイルのコピーをホストする必要があります。
このファイルは本番サーバ上で公開されるファイルとまったく同じもので、SyncServerにより常に監視されます。
SyncServer は最短10秒ごとに監視を行い、本番サーバ上のデータベースが更新されると、
複製サーバのファイルに同じ情報を書き込むことで、常にデータが同じ状態になるよう保たれます。
※SyncServer による監視を開始した際に、少しでも両者(本番サーバのファイルと複製サーバのファイル)に差異があるとレプリケーションが正しく動作しない場合があります。
監視を開始する際には、必ず両者がデータを含めまったく同じ状態であるように注意してください。
SyncServer による監視を開始する直前に、本番サーバのファイルを複製サーバに転送した上で公開するという方法がもっとも確実です。
大きく分けて、以下の7つの手順が必要です。
1. SyncServerPro のインストール
2. Host/Nodeデータベースでの準備作業(主キーの設定)
3. Host/Nodeデータベースでの準備作業(アカウント/DB/スクリプトの準備)
4. SyncServer Pro の設定(監視対象のデータベースの設定)
5. SyncServer Pro の設定(監査証跡ログを書き込むデータベースの設定)
6. SyncServerPro の設定
それぞれの作業手順について解説します。