トラブルシューティングと既知の問題
SuperContainerのトラブルシューティング
プラグイン関数を使うといつも"ERROR"になる
"ERROR"が発生するときは、ぜひともプラグイン関数として用意されている「SCLastError」を使ってください。この関数を使うとどんなエラーかの詳しい情報が返され、多くの場合、問題を解決するための大きな手がかりが得られます。
この関数はたいへん有用で、プラグイン関数を使うFileMakerソリューションを開発しようとする際に何時間も(あるいは何日も)頭を痛める時間を節約できます。プラグインドキュメンテーションの「エラーの扱い/レポート」セクションをすべて読むと、使用されている各プラグインのエラーを調べる方法がわかります。
一般に、"ERROR"は未設定のベースURLを参照していることが少なくありません。「SCSetBaseURL」を参照してください。
デモ版をダウンロードしました……次は何をすればいい?
SuperContainerを使い始める方法を紹介する情報源をいくつか用意しています。特に、ダウンロードしたコンテンツに付属のドキュメントとSuperContainerExample.fp7ファイルをご覧ください。ドキュメントには、SuperContaineを使い始めることから、コンピュータ上へのSuperContainerのインスタンスの展開、ファイルのアップロード、プラグインの一般的な使い方といったステップを概説しています。
プラグインを解説した標準のドキュメントに加え、SuperContainerの製品サポートのためのWikiページも解説しています。このページでは製品についてもう少し深く掘り下げ、よくある質問に対するソリューションと回答、使い方のヒント、トラブルシューティングのヘルプを掲載しています。頼れる情報源であり、疑問が生じたときの対策の第一歩として推奨します。
FMForumのSuperContainerフォーラムも、申し分のない情報源です。製品に関する有用な情報のスレッドがいろいろあります。 SuperContainerの保管機能を自分のソリューションに統合するにあたって、自分で手間をかけるのではなくSuperContainerの開発メーカーに依頼したいと考える場合もあるかもしれません。それも良いオプションです。開発元の360worksでは、ご注文による開発とSuperContainerの統合を1時間あたり$165の作業料金でお受けしています。興味をお持ちの方は遠慮なくご相談ください。
開発元の360worksでは、SuperContainerやその他の弊社のプラグインに関する一般的な質問もサポートしています。うまくいかないことがありましたら、お問い合わせください。
※360worksでの対応は英語のみとなります。
SuperContainerのドキュメント:http://docs.360works.com/index.php/SuperContainer
Companion Pluginのドキュメント:http://static.360works.com/plugins/SuperContainer/plugin-documentation.html
SuperContainerの製品サポートページ:http://wo.360works.com/cgi-bin/support/productsupport.cgi/SuperContainer
SuperContainerのFMForumのページ:http://fmforums.com/forum/forum/122-supercontainer-by-360-works/
SuperContainerがどのように展開されているかを知るにはどうすればいい?
SuperContainerの複数のインスタンスが動作しているかどうかを確認するには、SafariでもInternet Explorereでも、いつも使っているブラウザを起動し、アドレスバーに以下のアドレスを入力します。
http://myserver.com/SuperContainer/ (リモートで接続している場合) http://localhost/SuperContainer (サーバコンピュータから実行している場合)
このアドレスを入力してSuperConteinerのバージョンが書かれたページが表示された場合は、FileMaker ServerのWeb公開エンジン経由でSuperContainerが展開されているということです。404エラーまたはFile Not Foundが表示された場合は、Web公開エンジン経由でSuperContainerが動作していないということです。次に、Webブラウザのアドレスバーに以下のアドレスを入力してみてください。
http://myserver.com:8020/SuperContainer (リモートで接続している場合) http://localhost:8020/SuperContainer (サーバコンピュータから実行している場合)
8020番のポート番号を特定するのは、SuperContainerが「スタンドアローンモード」で動作していることを指しています。SuperContainerのバージョンを示すページが表示されたら、SuperContainerがスタンドアローンモードで展開されているということです(つまり、SuperContainerServer.jarファイルをダブルクリックしたということです)。
Webビューアにスクロールバーが二重に表示される
インスタンスによっては、SuperContainerのWebビューア内にイメージを表示するときにスクロールバーが二重に表示されることがあります。このような場合は、ウインドウのサイズが大きくなって、100%よりも大きく表示されたのかもしれません。URLのパラメータで「style=noscroll」と設定されていても、強制的にスクロールバーが表示されることがわかっています。まず、ウインドウの表示サイズが最も大きくても100%であることを確認してください。プレビューが生成された後でウインドウの表示サイズを100%より大きくする必要が生じた場合は、Webビューアがロードされた後であれば変更できます。
アップロードするときにWindowsでセキュリティの警告が表示される
以下のようなエラーが出ることがあります。
"Warning - Security" "Java has discovered application components that could indicate a security problem." "Name: SuperContainer applet"
(「警告 - セキュリティ」「Javaはセキュリティの問題が生じるおそれのあるアプリケーションコンポーネントを見つけました」「名前:SuperContainerアプレット」)
これまでは、Java JREをアップグレードするとこの問題が解決することがありました。動作しているJavaのバージョンが古い場合は、最新バージョンにアップデートして問題が解決するかどうか確認してください。
FileMaker ServerでSuperContainerを展開している場合に、大容量のファイルをアップロードできない
IIS 7のデフォルトのアップロードサイズは30MBに設定されています。以下のようにしてこの容量を変更できます。
- IIS Managerを開きます
- Default Webサイトを選択します(この設定を特定のWebサイトに変更している場合には、そのサイトを選択します)
- 「Request Filtering(フィルタリングのリクエスト)」をダブルクリックします
- 「Rules(ルール)」を選択します
- 「Edit Feature Settings...(設定の編集)」をクリックします
- ダイアログが開き、その中に「Maximum Allowed Content Length(許可するコンテンツの最大長)」フィールドがあります。デフォルトでは3,000万バイト(30MB)に設定されています
- この値をアップロードするファイルの最大サイズに変更してから「OK」をクリックします(2,147,483,647を越えることはできません)。再起動する必要はありません
IISでアップロードするファイルの最大サイズは、以下のコードをサイトのweb.configファイルに手動で追加して変更することもできます。入力できる最大値は2,147,483,647です。
<system.webServer> <security> <requestFiltering> <requestLimits maxAllowedContentLength="2000000000"/> </requestFiltering> </security> </system.webServer>
注意:このコードは、<configuration> のブラケットの中に入れます(基本的には、このコードを </configuration> タグの直前にペーストします)。また、ファイルは適切にフォーマットされた状態にします(インデント=4スペース)。
イメージファイルのサイズが変更されない
標準の構成では、SuperContainerはJPEG、PNG、GIFファイル、ほとんどのTIFFファイルのサムネールイメージを生成できます。PDFファイル、CMYKのJPEGとTIFFファイル、RAWファイル、Photoshopファイルのサムネールは生成されません。OS XでSuperContainerサーバーを使用している場合は、OS XのCore Imageでその他のファイルタイプのサイズ変更が処理されます。これについてはヒント、コツ、FAQの「OS XのCore Imageでサイズを変更できるようにする」セクションを参照してください。
ファイルはアップロードされたように見えるが、ファイル/レコードを再度表示したときに表示されない
ファイルは実際にはSuperContainerサーバーにアップロードされていません! Javaアプレットの使用に関してAppleのバグがあってドラッグ&ドロップが無効となり、ユーザはファイル/フォルダをSuperContainerのWebビューアにドラッグしていました(ファイルは実際にはSuperContainerにアップロードされず、そのファイルの場所への一時的な参照が保管されるだけです)。
ファイルをサーバーにアップロードするには、ユーザはファイルを選択またはWebビューアにドラッグしてから、「Upload File(ファイルをアップロード)」というラベルのボタンをクリックする必要があります。
デフォルトでは、Webビューアには「Choose File(ファイルを選択)」ボタンと「Upload File(ファイルをアップロード)」ボタンがあります。まず「Choose File(ファイルを選択)」ボタンでファイルを選択し、次に「Upload File(ファイルをアップロード)」ボタンで実際にファイルをサーバーに送信することを推奨します。
注意:重要な情報として、SuperContainerの新しいバージョン(バージョン2.852)が(ごく最近)リリースされ、このバージョンではJavaアプレットを使わずにドラッグ&ドロップの機能が使えるようになっていることに注意してください。最新バージョンにアップグレードすることにより、「Choose File(ファイルを選択)」と「Upload File(ファイルをアップロード)」のボタンをまったく使わなくても、ファイルをWebビューアにドラッグ&ドロップできるようになります。
すべてのレコードに同じドキュメントが表示される
すべてのレコードがSuperContainerの同一のファイルをポイントする問題が発生している場合、ひとつのレコードでファイルを置き換えると他のすべてのレコードでも置き換わってしまいます。その理由は、レコードごとにユニークなURLになっていないからです。プライマリキー、またはその他のユニークな値を各レコードのWebビューアのURLに含めると、レコードごとに別のファイルと関連づけられます。
プラグインから"ERROR"が返ってきたらどう対処するか
プラグイン関数をコールして"ERROR"の結果が返ってきたら、「SCGetLastError」関数をコールすると何が起きたかをテキストの記述として得ることができます。すべてのプラグインのコールの結果をスクリプトでチェックしてエラーが発生しているかどうかを確認でき、どんな場合にも役に立ちます。
すべてのログファイルの場所
発生している問題を解決する際に、弊社からログファイルを送信していただくようにお願いすることがあります。SuperContainerのコンポーネントによってログが数種類あり、MacかWindowsかによって保存場所が異なります。
- 360PluginBridge
- Mac:/Users/yourUserName/Library/Logs/360PluginBridge.log
- Windows:C:¥Documents and Settings¥All Users¥Shared Documents¥360PluginBridge.txt
- SuperContainerサーバーのログ(デフォルトの場所)
- Mac:/Users/Shared/SuperContainer/SuperContainer.log
- Windows:C:¥Documents and Settings¥SuperContainer¥SuperContainer.log
- SuperContainer Companion Pluginのログ
- Mac:/Users/yourUserName/Library/Logs/360Plugin Logs/360Plugin.log
- Windows:C:¥Documents and Settings¥All Users¥Shared Documents¥360Works FM Pro¥360Plugin.log
SCSetBaseURLに適切な値を指定する
SCSetBaseURLをコールするときには、「Files」の部分を指しそこまでを含めたURLを指定する必要があります。つまり、SCSetBaseURL("http://yourServer:portNumber/SuperContainer/Files")のような形式です。
その他のプラグイン関数をコールするときには、「Files」の後に続く部分のURLだけを渡します。つまり、SCGetContainer("Images/41")のような形式です。
「selfSignedSSL」などのパラメータを追加する場合には、適切な順番にするためにユーザ名とパスワードの値を意味する空のダブルクオーテーションを含める必要があることを忘れないでください。
Set Variable[$result; Value:SCSetBaseURL("http://yourServer.com:8020/SuperContainer/Files"; "" ; "" ; "selfSignedSSL=1")]
Tomcatのインストールに関する問題
一部のお客様から、TomcatをダウンロードしWindowsサービスとしてインストールしてからTomcatを起動しようとしたときに、以下のエラーメッセージが表示されたという報告がありました。
The Apache Tomcat service terminated with service-specific error 0 (0x0)
これは直接的にはSuperContainerの問題ではなく、Tomcatの問題です。Tomcat 5.5を使っている場合に、Java 5ではなくJava 6がインストールされていると、この問題が発生することがあります。http://www.java.com からJava 5をダウンロードしてインストールし、問題が解決するかどうか確認してください。
パッケージファイルをアップロードする
SuperContainer 2:パッケージファイルのアップロードに対応しています。
SuperContainer 1:RTFDドキュメントなどOS Xのファイルの一部は、実際にはファイルではありません。OS Xでひとつのファイルのアイコンとして表示されるフォルダです。このようなファイルをWebブラウザからアップロードすることはできません。アップロードする前に.zipや.sitファイルなどに圧縮する必要があります。
サムネールが生成されない
SuperContainerがファイルを保存するパスをカスタマイズしていて、外部ドライブの一番上の階層にフォルダを保存すると仮定しましょう。この例では、保存のバスは/Volumes/External Drive/SuperContainer/となります。そして、SuperContainerのディレクトリに書き込みのみのアクセス権が設定されていると、プレビューの生成の問題が発生することがあります。その理由は、SuperContainerが実ファイルを書き込むディレクトリと同じ階層にある「thumbnails」ディレクトリにプレビューが保存されるからです。SuperContainerが書き込みのアクセス権を許可されていない場合、「thumbnails」フォルダの作成に失敗し、結果としてプレビューの生成に失敗します。解決策は2つあります。1つめは、SuperContainerに書き込みのアクセス権を与え、 /Volumes/External Drive/SuperContainer/ /Volumes/External Drive/thumbnails/の構造を作れるようにすることです。 もう1つの解決策は、SuperContainerをカスタムディレクトリのサブフォルダにポイントすることです。たとえば/Volumes/External Drive/SuperContainer/Filesのようにします。こうすると「thumbnails」フォルダは/Volumes/External Drive/SuperContainer/thumbnailsのように作られます。
メモリ不足
大きいイメージのサイズを変更するとき、SuperContainerでメモリ不足が生じることがあります。SuperContainerServer.jarを実行している場合は、Terminalで以下の引数をつけて起動し、SuperContainerが使う最大メモリを増やします。
cd /path/toSuperContainer java -Xmx600m -jar SuperContainerServer.jar
SuperContainerをTomcatのWeb公開エンジンのインスタンスで動作させている場合は、以下のファイルを見つけます。
FM12のパス:FileMaker Server/Web Publishing/publishing-engine/jwpc-tomcat/bin/catalina.sh
FM11のパス: FileMaker Server/Web Publishing/publishing-engine/cwpe-tomcat/bin/catalina.sh、
Windowsでは.batファイルを開きます。ファイルを開き、以下のブロックを見つけます。
# FileMaker Server JWPC Tomcat Settings CATALINA_HOME="../../../../Common/Tomcat" CATALINA_BASE=".." JAVA_OPTS="-server -d64 -Xmx512M -Dorg.omg.CORBA.ORBClass=org.jacorb.orb.ORB -Dorg.omg.CORBA.ORBSingletonClass=org.jacorb.orb.ORBSingleton -DFMS.COMPONENT=jwpc"
-Xmxのパラメータを変更し、ファイルを保存します。SuperContainerをTomcatの自分自身のインスタンスで動作させている場合は、以下の行を/Library/apache-tomcat-5.5.23/bin/catalina.shの上の方、#!/bin/shのすぐ下に追加します。
JAVA_OPTS="-Xmx512m"
ファイルを削除して新しいファイルをアップロードした後もプレビューのイメージが変更されない
Java Temporary Internet Filesの設定を変更して、コンピュータ上にテンポラリのファイルを保存しないようにします。
OS Xのスタンドアローンモードでクラッシュする
OS Xの新しいバージョンでは、デフォルトでJavaのバージョン6が使用されています。64ビットの問題により、SuperContainerのCore ImageのサポートがはJava 6では正しく動作しません。これを回避する方法は、SuperContainerServer.jarをJava 5を使って起動することです。以下のコマンドを使ってSuperContainerをJava 5で起動します(先頭のステップは適切なパスに置き換えます)。
cd /path/to/SuperContainer /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.5/Commands/java -jar SuperContainerServer.jar
再起動後にユーザ登録が無効になってしまう
Javaのプレファレンスに書き込まれているユーザ登録情報に、アクセス権の問題が生じていることが考えられます。
Mac:/Library/Preferences/com.prosc.supercontainer.plist ファイルを削除し、再度ユーザ登録をします。
Windows: HKEY_LOCAL_MACHINE/SOFTWARE/JavaSoft/Prefs/com/prosc/supercontainer/model からユーザ登録キーを削除します。
アンパサンド(&)またはその他の特殊記号が「Registered To」フィールドに入っていると、ユーザ登録の問題が起きるおそれがあります。これを解決するには、ユーザ登録情報をweb.xmlファイルにハードコードする必要があります。アンパサンドは、単なるアンパサンドではなく、"&"(クオーテーションなし)としてコーディングする必要があります。
NASストレージのアクセス権の問題
UNCの表記法を使い、IPアドレスでサーバーを参照します。
ブラウザの500エラー
アクセス権が正しくないことが、このエラーの原因と考えられます。
FileMaker Serverで展開している場合、アクセス権はオーナーはfmserverでrw、グループはfmsadminでrwに設定します。スタンドアローンで展開している場合、現在ログインしているユーザのアクセス権をread/writeに設定します。Tomcatで展開している場合、Tomcatを実行するユーザをread writeに設定します。
FileMaker Serverの展開でアクセス権を修正するコマンドラインの例は以下の通りです:
cd /Users/Shared/ chown -R fmserver:fmsadmin SuperContainer/ chmod -R 775 SuperContainer/
FileMakerのクラッシュ、Javaの問題
以下は、Kirk Bowman氏からのメールです。
Add/Remove ProgramのリストにないJavaをインストールしました。次のJavaサイトにあるツールを使って、これを削除することができました。<http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;en-us;290301> <http://java.com/en/download/help/uninstall_java.xml>
2回目にJavaをインストールしたときは、Crystal Reportsの試用版を使いました。これが、お送りしたログに記録されていたJesseです。これは手動で削除しました。削除後に、JRE 6 Update 7をインストールしました(FileMaker Server 9の互換性のため)。これで、WindowsでSuperContainerのアプレットを使うときにクラッシュしなくなりました。
SuperContainerServer.jarがクラッシュする
64ビットのJavaが使われているときにクラッシュすることがあります。コアイメージのCライブラリは32ビット用にコンパイルされていて、64ビットのJavaでは動作しないためです。32ビットのJavaを使うと問題が解決します。
Macでファイルが行方不明になる
Macで、マウントされているボリュームにイメージを保管する設定にしていて、ある日、これまでに作成したファイルがなぜかすべて見えなくなってしまうがそれ以外は正常に動いているように見えるということが起きた場合、ボリュームがマウントされていないときに操作しようとしたのかもしれません。
存在しないパスを指定すると、SuperContainerがパスを設定します。これはほとんどの場合において便利な機能ですが、ターゲットのボリュームが(Macに)マウントされていない場合、SuperContainerは/Volumesにボリュームと同じ名前のディレクトリを作ります。次にボリュームが実際にマウントされるときに、/Volumesのシンボリックリンクには1が追加されます。幸いなことに、これはきわめて簡単に修復できます。
ボリュームをマウントし、仮のフォルダにアップロードされたすべてのファイルをボリューム内の適切な場所にコピーし、ボリュームをアンマウントします。フォルダを削除し、ボリュームを再マウントします。
既知の問題
SuperContainerでメモリリークが起きる?
OS XのCore Images Xライブラリには、文書で公表されているメモリリークのバグがあります。SuperContainerはOS XのCore Imageライブラリをデフォルトで使用しますが、イメージのレンダリングにはMacのクイックルックのライブラリも使用できます。
これはSuperContainerに固有の問題ではなく、Core Imageライブラリに関連する問題です。
最適なアプローチは、SuperContainerでクイックルックを有効にすることです。ヒント、コツ、FAQの「クイックルックを有効にする」を参照してください。
Windows上でOLEを使用するオブジェクトフィールド
SuperContainer Companion Pluginは正しく動作しません。FileMakerはファイルのプレビューだけを内部に保管し、Companion PluginのSCSetContainer関数を使用するときにプレビューだけが最終的にSuperContainerにアップロードされるからです。
回避策:「ExportFieldContents(フィールド内容のエクスポート)」スクリプトステップを使ってファイルを書き出してから、SCSetContainer関数をコールするときにそのファイルへのファイルパスを使用します。
SuperContainerのWebビューアが配置されたウインドウを閉じるときにFileMakerがクラッシュする
これはFileMakerの確認済みのバグです:http://forums.filemaker.com/posts/af993cfbc4
現象:Javaアプレットを表示するWebビューアが複数配置されたレイアウトを含むFileMakerのウインドウを閉じるときに、FileMakerがクラッシュします。クラッシュログがデスクトップに作られます。
これはSuperContainerに固有の問題ではなく、Javaアプレット全般の問題です。
問題が発生するプラットフォーム
- XP
- Vista
- Windows 7
問題が発生するJavaのバージョン
- Java 1.6(いくつかのアップデートをテストしましたがJava 1.6ではこの問題は解決していません)
- Java 1.7
考えられる解決策が5つあります。
- Java 1.5にダウングレードする - http://java.sun.com/products/archive/j2se/5.0_19/index.html
- FileMaker Pro Advancedのカスタムメニューの機能を使って別のレイアウトへ移動して閉じる。「Creating Custom Menus in FileMaker Pro Advanced」(英語)を参照してください
- FileMakerのスクリプトを使って、別のレイアウトに切り替えてから閉じるか、ウインドウを最小化してから閉じる
- SuperContainerのURLで style=noapplet のパラメータを使う
- Javaコントロールパネル > advanced > Java Plug-in で、「Enable the next generation Java Plug-in」のチェックをはずす
SuperContainerのJavaアプレットの証明書が期限切れになる
新しい証明書はバージョン2.56に含まれています。
SuperContainerのアプレットがマウスイベントに反応しない(Mac)
これはApple Java update for Macによるバグです。リリース2.52では回避されています。
SuperContainerのアプレットが不自然に点滅する
バージョン2.52で発生します。Appleのアップデートのバグを回避(上述)する際に発生したものです。
バージョン2.58で修正されています。
SuperContainerを360Worksの他のプラグインと一緒に使うと、Webビューアが黒またはグレーになる
360Worksの古いプラグインの場合に、この問題が起きることがあります。2008年12月以前にリリースされた360Worksのプラグインはすべてこの問題が起きるおそれがあります。
360Worksのプラグインの現行バージョンでは問題は解決されています。
360Worksのプラグインはインストールされていないが、Webビューアが黒またはグレーになる
Microsoftがリリースした、古いJava Runtime 1.1.4でこの問題が起きることがあります。
このJREはMicrosoft製品の一部に付属し、サイレントでインストールされるようです。
トラブルシューティングや修復は360Worksにご相談ください。
SuperContainerとプロキシ
SuperContainerのアプレットでプロキシの問題が発生することがあります。
プロキシに関する具体的な問題は、360Worksにご相談ください。
プラグインのコンフリクト
FileMakerでJavaの問題が発生するプラグインがいくつかあることをすでに確認しています。SuperContainerはJavaベースなので、FileMaker内で起動するJavaに問題があるとSuperContainerのJavaアプレットが正しくロードされません。SuperContainerを非アプレットモードで使うこともできますが、他のプラグインによって起動されるJavaインスタンスが古くて問題のあるものだとアプレットは正常に動作しません。
問題を確認済みのプラグイン
- MondoMail、NetTools、CCauthorize、JavaCompanion、JavaScript Interpreterなど、すべてのAcmeTech製品
- Professional Data ManagementのPDMSQL
SuperContainerに保管されたファイルを削除する際の問題
SuperContainerサーバーがファイルをネットワークドライブに保管する設定になっているときに発生します。おそらくWindowsネットワークの場合です。
さらに、削除のスクリプトが実行されるレイアウト上のWebビューアが、SuperContainerのRawDataのURLではなくファイルのURLでファイルを指定していると、削除に失敗し特にメッセージも表示されません。同様に、別のコンピュータのWindowsエクスプローラからもファイルを削除できません。
「The specified action was denied by the server(特定のアクションがサーバーによって拒否されました)」
このエラーはSuperContainerサーバーまたはSuperContainer Companion Pluginのコンフリクトやバージョンの不適合の結果として表示されることがあります。弊社のWebサイト[1]からこの両方の最新バージョンをダウンロードしてアップデートしてください。
SuperContainerサーバーがWindowsコンピュータ上で動作しているとき、WebDAV公開がSuperContainerのPutの動作(ファイルのアップロードに使用されます)に干渉し、「The specified action was denied by the server(特定のアクションがサーバーによって拒否されました)」のエラーメッセージが表示されるおそれがあります。
WebDAV公開はIIS(Internet Information Services)の一部であり、IISはWindows Serverの一部です。
WebDAV公開を無効にするには
- Server Managerを開きます(通常、Windows Serverのタスクバーにあります)
- 一番上の階層のそばにある「Roles(ロール)」を選択します
- 下の方へスクロールして「Role Services(ロールサービス)」を見つけ、開きます(見出しの横にある小さい三角をクリックします)
- WebDAV公開の状態が「Installed(インストール済み)」になっていたら、
- 「Remove Role Services(ロールサービスを削除)」をクリックします(別のウインドウが開きます)
- 「WebDAV Publishing(WebDAV公開)」のチェックをはずします
- 「Remove(削除)」ボタンをクリックします
- 削除のプロセスが完了したら、サーバーを再起動します
公開している人を確認できない
通常、SuperContainerのリソースをポイントしているWebビューアを使うときに表示されます。FileMakerのWebビューアには、Internet Explorerのセキュリティの設定がベースとして使われます。WindowsがSuperContainerのJavaアプレットのリクエストをどう扱うかに関しては、ActiveXコントロールの設定(Internet Explorerの)が影響することがあります。このエラーの簡単な対処は、SuperContainerがリソースをHTMLで表示するためのURLに「noapplet」のスタイルの指定を追加することです。以下に例を示します。
http://yourServer:8020/SuperContainer/Files/my/custom/path?style=noapplet
Internet Explorerの設定を変更して、FileMakerのWebビューア内でSuperContainerのJavaアプレットを使えるようにするには
- 「ツール」メニューをクリックし、「インターネットオプション」をクリックします(バージョンによってはInternet Explorerのウインドウの右上にある歯車のアイコンをクリックし、「インターネットオプション」をクリックします
- 「セキュリティ」タブでSuperContainerの場所に該当するゾーンを選択し、「レベルのカスタマイズ」ボタンをクリックします
- 「セキュリティ設定」のリストを下の方へスクロールして「ActiveXコントロールとプラグイン」を見つけます
- 以下の項目以外をすべて「有効にする」に設定します
- 「署名されたActiveXコントロールのダウンロード」は「ダイアログを表示する(推奨)」を選択
- 「未署名のActiveXコントロールのダウンロード」は「ダイアログを表示する」を選択
- 「スクリプトを実行しても安全だとマークされていないActiveXコントロールの初期化とスクリプトの実行」は「ダイアログを表示する」を選択
- 「OK」をクリックし、もう一度「OK」をクリックします
- Internet ExplorerとFileMakerの両方を再起動します
インストールされているInternet Explorerのバージョンによってメニューや選択項目は異なることがあります。基本的には、「セキュリティで保護されていない」となっていない項目は「有効にする」で、その他は「ダイアログを表示する」にします。
スタンドアローンで動作しているときに、SuperContainerがデフォルトのベースURLに戻る
SuperContainerがスタンドアローンモードで動作しているとき、ベースURLを「オプション」ウインドウで設定できます。「オプション」ウインドウで指定したベースURLをカスタムのパスに変更すると、サーバーがカスタムパスを「忘れて」しまいデフォルト値に戻るというエラーが起きることがあります。これを修正するには、web.xmlファイル中のデフォルト値をカスタムのパスに変更します。
- SuperContainerServer.jarファイルの場所へ移動します
- 同じディレクトリに「SuperContainer」という名前のフォルダがあります
- その「SuperContainer」フォルダの中に「WEB-INF」という名前のフォルダがあります
- その「WEB-INF」フォルダの中に「web.xml」という名前のファイルがあります
- web.xmlファイルをテキストエディタソフトで開きますSuperContainerサーバーが動作しているオペレーティングシステムに関連する行を見つけます。各行には<説明>のタグがついているので、該当する場所を見つけるのは難しくないはずです。
- SuperContainerサーバーのファイルの保管先にしたい場所のフルパスをコピーします。コピーしたファイルのパスを、<param-value>のタグにはさまれているテキストと置き換えます。これでSuperContainerのベースURLは指定した場所に設定されます。
テスト用のフォルダを作り、それを使ってこの方法で設定したSuperContainerの動作を確認するとよいでしょう。いつでもweb.xmlファイルに戻り、また変更できます。