セキュリティ

シードコードカレンダー12のセキュリティを設定するには、どのようにしますか?

シードコードカレンダーは、セキュリティ保護をかけていない状態で配布されています。アカウントやパスワードは、まったく設定されていません。このカレンダーを展開して使用する際に何らかのセキュリティ保護をかけたい場合もあるでしょう。既存のFileMakerソリューションにカレンダーを追加するのであれば、すでにイベントのテーブルにはセキュリティ保護がかけられているかもしれません。ファイルの統合の準備をする際に留意していただきたい点をいくつか記載します。

セキュリティ保護をかけたソリューションがない場合、カレンダーに最小限の基本的なセキュリティ保護設定をかけていきます。

  1. カレンダーのスキーマ(フィールド定義、スクリプト、レイアウト)をユーザに修正されたくないケースがあると考えられます。イベントなどのデータテーブルのスキーマの修正をユーザに許可するとしても、カレンダーのインターフェイスの動作に大きな役割を果たしている「CalendarInterface」や「CalendarRows」テーブルへの変更は避けたいはずです。ユーザは、データの変更はできても、フィールド定義やスクリプト、レイアウトを変更できないようにします。
  2. ユーザがうっかりカレンダーのインターフェイスのレコードを削除したり新規レコードを作成したりすることを防ぎたいと考える場合もあるでしょう。これを実現するための手軽な方法は、カスタムメニューを使って「新規レコード」や「レコード削除」のメニューの配置を変更し、以下のようなシンプルなスクリプトで動作させるようにするということです(以下は、レコードを削除する例です)。

    If [ Left ( Get ( LayoutTableName ) ; 8 ) = "Calendar" ]
    	警告音
    	カスタムダイアログを表示 [ タイトル: "レコード削除エラー"; 
    	メッセージ: "レコードを削除することはできません:インターフェイス用レコードを削除しようとしています。予定をクリックしてから削除を行ってください。";
    	デフォルトボタン: "OK" ]
    Else
    	エラー処理 [ オン ]
    	レコード/検索条件削除
    End If

誤ってレコードを作成したり削除したりした場合、カレンダーを閉じて開き直せば、インターフェイスのレコードが作成または削除されたかどうかをチェックし、自動で修正されます。