5.12 索引が作成されているフィールドを見つける
ベースエレメンツには、フィールドの索引が設定されているかどうかにかかわらず、すべての設定がインポートされます。「詳細」タブの中に「データの格納」があります。
ここで、このフィールドに索引があるかどうか、必要時に索引を自動設定するかどうかがわかります。ベースエレメンツ3.0.9では、このフィールドは索引が必要かどうかのオプションもあります。
索引必要
次の場合に、索引が必要です。
- リレーションシップで使われている(FileMakerで「右側」にある場合ですが、ベースエレメンツではコンテキストを判断できないので、どちらかで使われている場合です)。
- フィールドがユニーク値または既存値に設定されている。
- このフィールドを使用している値一覧がある。
- 「既存の値を使用してオートコンプリート」に設定されたレイアウト項目がある。
これらのうちいずれかのオプションにアクセスがあったときに、このフィールドの索引が作成されます。索引を作成できなかった場合、これらの機能は動作しません。索引をオフに設定すると、フィールドに索引が必要だが作成できないという警告が出ます。リレーションシップの左側で使われているフィールドだけは例外で、索引は作られません。
必要時に索引
「必要時に索引」のチェックボックスは、索引が自動で作成されるフィールドの場合にオンになります。上記のオプションが設定されている場合に加え、次のような場合があります。
- レイアウト上で、検索モードで入力を許可するオプションが有効になっているフィールド。
- レイアウト上で、クイック検索に含まれているフィールド。
フィールドの検索を実行するスクリプトや、上記のフィールドのオプションを回避するスクリプトがあるかもしれません。そのため、これらの項目が設定されていないフィールドでもFileMakerが索引を作成することは十分あり得ます。しかしこのチェックボックスは、ユーザが索引を利用でき、エンドユーザがシステム内で変更を加えることができるかもしれないという目印となります。
役に立つヒント
これらのフィールドを使って、オフにしてもかまわない索引が作られているフィールドを見つけることができます。たとえば、すでに索引があるフィールドをすべて見つけます(索引が「All」(すべて)または「Minimal」(最小限)に設定されているフィールド)。次に、そのリストの中で「索引必要」と「自動索引」のフィールドを見て、オンになっている理由を確認し、オフにします。コンテンツが多いフィールドやレコードが大量にある場合には、フィールドの自動索引をオフにして、最適化しファイルサイズを減らしたいことがあるかもしれません。