1.4 ベースエレメンツとFileMaker Pro 12
要約
ベースエレメンツ3.5でFMPA 12のデータベースデザインレポートに対応しましたが、ベースエレメンツ自体はFMP 11で動作します。7から12のすべてのバージョンのデータベースデザインレポートをインポートできます。
ベースエレメンツ4.0はFMP 12で動作し、バージョン7から12のデータベースデザインレポートをインポートできます。
ベースエレメンツ3.0から3.5へは、無償でアップデートできます。
ベースエレメンツ4.0は、以前のすべてのバージョンから有償でアップデートできます。FileMaker Pro 12でベースエレメンツ4.0を使うと、新機能や機能の改善があります。
詳しい解説
特定のプロジェクトに最適なベースエレメンツのバージョンを決める際に、考慮することが2つあります。
- データベースデザインレポートを生成するために使うのは、どのバージョンのFMPAか?
- ベースエレメンツを使うのは、どのバージョンのFMPまたはFMPAか?
データベースデザインレポートを生成するために使うのは、どのバージョンのFMPAか?
ベースエレメンツ3.0.0から3.0.11までは、FMPA 7から11で生成されたデータベースデザインレポートを読み込めます。FMPA 12との互換性も求められる場合は、ベースエレメンツ3.5.0にアップデートする必要があります。3.xのライセンスをお持ちであれば、無償で3.5.0にアップデートできます。
ベースエレメンツ3.5.0は、バージョン7から12のデータベースデザインレポートのすべての状況をインポートできる新機能を備えています。そのように機能が追加された3.5.0では、参照をすべて適切にレポートできます。一方、ファイルレベルでのスクリプトトリガやオブジェクトフィールドの新機能などに対応するためのインターフェイスは増えていません。
ベースエレメンツ4.x以降でも、FMPA 7から12で生成されたデータベースデザインレポートをインポートできます。また、新しい項目をすべて表示し参照するためのインターフェイスが追加されています。
ベースエレメンツを使うのは、どのバージョンのFMPまたはFMPAか?
ベースエレメンツ3.xはFMP 11で動作し、それより前のバージョンのFileMakerでは動作しません。ベースエレメンツ3.xをFMP 12用に変換することはできますが、推奨しません。
ベースエレメンツ4.0はFMP 12で動作し、FMP 11で開いたりFMP 11で動作するように変換したりすることはできません。
ベースエレメンツのどのバージョンでもランタイムの機能があるため、FileMaker Proの特定のバージョンを用意しなくてもランタイムを使用できます。
購入
2012年2月1日以降にベースエレメンツ3.xを購入した方は、ベースエレメンツ3と4の両方のライセンスを使用できます。 バージョン4が最終版になっても、購入内容にはバージョン3のライセンスも継続して含まれるため、FileMaker Proの両方のバージョンでベースエレメンツを使用できます。