2.2 FileMaker Serverで共有する

ベースエレメンツは、シングルユーザ版でもサイトライセンス版でもFileMaker Server上で利用できます。ただしシングルユーザライセンスでは、同時に1人のユーザだけがデータベースにアクセスできます。

FileMaker Serverを使っているときには、既存の外部認証(EA:External Authentication)アカウントを使ってベースエレメンツへのアクセスを制限することもできます。メインのベースエレメンツのファイルには、EAのアカウントが2つあります。

FMP_BE_Edit
FMP_BE_Read

それぞれ、編集と読み出しのアクセス権があります。特定のEAのグループをファイルに追加する必要がある場合は、弊社で承ります。詳しくはご相談ください。

ただし、通常のシングルユーザアカウントも共有が有効になっているので、変更を加えることなく、すべてのユーザがデフォルトでこのアカウントになりアクセス権が与えられます。アクセス権を取り除くには、まずEAのアカウントのひとつを使ってファイルをFileMaker Serverで開く必要があります。次に、BaseElements_4のファイルを操作します。スクリプトメニューには、以下のスクリプトがあります。

マルチユーザの状態を設定する

これらのスクリプトを使ってベースエレメンツのマルチユーザの状態をオン/オフできます。Hidden(隠す)オプションで、メインのベースエレメンツのファイルを「共有ファイルを開く」ダイアログに表示させないようにすることができます。

FileMaker Server上で使用していないときは、このオプションをオフにすると共有が有効になっていないことについてのダイアログに煩わされません。

ユーザアカウントを無効にする/有効にする

これらのスクリプトで通常のアクセスアカウントを無効にできるので、ベースエレメンツは設定したEAのグループとアカウントだけに制限されます。