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ガントチャートとは、何のために使うものですか?
ガントチャートは一見、カレンダーのグリッド表示に似ていますが、まったく異なるものです。ガントチャートは、プロジェクト期間中の活動を見るのに最適です。あなたのファイルにプロジェクトのレコードがない場合は、ガントチャートはおそらく必要ないでしょう。
グリッド表示ではそれぞれの行がカレンダー中のリソースなので、ひとつのリソースに関連する活動を作成できます。このため、スケジュールの空いているところを探すときに、グリッド表示は便利です。
これに対してガントチャートの行は、それぞれがイベントを表しています。そのため、ガントチャートの1つの行に複数のものが表示されることはありません。
ほかにも、注意点をいくつか……
- ガントチャートには(2週間以上の)任意の期間を表示できます。一方、グリッドビューは、任意の2週間、または時や分を表示するように設定したときには1日のうちのイベントを表示できます(ガントチャートには時間は表示されません。日だけです)。
- カレンダーと同じように、ガントチャートにフィルタをかけて、ひとつのリソースまたはひとつのプロジェクトの項目だけを表示できます。
- チャートのデフォルトのソート順はプロジェクトですが、日付でもソートできます。ソートのボタンが、イベント名の列のすぐ上にあります。
ガントチャート表示が必要なければ削除できますか?
もちろんできます。ガントチャートは、カレンダー上の単なるタブです。レイアウトモードに切り替え、タブコントロールをダブルクリックして、ガントチャートのタブを削除します。「Calendar - no Side Bar」レイアウトでも同じように削除するのを忘れないでください。
ガントチャートに表示される項目は、いつのものですか?
初めてガントチャートを開くときに、アクティブなフィルタに一致するイベントで、カレンダーがフォーカスしている日付から始まる2週間のうちに発生するものがすべて表示されます。いったんガントチャートを開くと、任意の日付の範囲を選択できます。画面の一番下にあらかじめ用意されている日付の範囲を選ぶか、「カスタム」をクリックして日付を入力します。
プロジェクトのイベントのうちガントチャートの左端よりも前に発生するものがある場合、プロジェクトまたはフェーズ名の先頭に「...」が付きます。
ヒントとテクニック
- Shift - ドラッグ で期間を変更。Shiftキーを押しながらイベントの開始または終了をドラッグすると、イベントの期間を変更できます(これは、カレンダーのほかの表示でも同様です)。
- カレンダーの「フィルタ」タブでプロジェクトを選択して、そのプロジェクトのイベントだけを表示する。プロジェクトのレイアウト(「SampleProjects」)を選択し、「ガントチャートで見る」をクリックして、ひとつのプロジェクトだけを表示することもできます。おそらくこれは自分のプロジェクトのレイアウトにも追加したいボタンでしょう。
- 項目を結びつける。横に小さな鎖のアイコンが表示されている項目は、プロジェクト内で結びつけられているものです。リンクされた項目のひとつで日付を変更すると、それよりも後にあるこのプロジェクトの項目も連動して変更されます。
- プロジェクトに素早くジャンプする。そのプロジェクトのいずれかのイベントをクリックし、プロジェクト名を指している緑色の矢印をクリックします(カレンダーのほかの表示でも同様です)。
- 印刷。ガントチャートの印刷は、画面に表示されるものだけに制限されます。もっと細かい印刷の設定が必要な場合は、弊社にカスタマイズのご相談をお寄せください。
ガントチャートのレイアウトにフィールドを追加する
ガントチャートの左の方にあるフィールド(白い背景の部分にあるもの)は、「CalendarEvents」テーブルのフィールドです。ここにカレンダーのイベントのフィールドをどれでも追加できます。「SampleEvents」に関連づけられている任意のテーブルオカレンスからもフィールドを追加できます。
- SampleProjects
- SamplePhases
- SampleContacts
既存のフィールドのひとつ(理想的には、追加したいフィールドと同じテーブルオカレンスのフィールド)をコピー&ペーストしたいと考えるでしょう。既存のフィールドはすでに条件付き書式が設定されていて適切な行にのみ表示されるからです。この書式は、たとえば、プロジェクトのすべてのイベントに対して、プロジェクト名がイベント名の上に表示されることを防いでいます。
ガントチャートのレイアウトに行を追加する
行数を増やしてガントチャートを大きくしたり、スクロールバーを追加したりしたいと考えることがあるかもしれません。この場合、表示される行数を調整できます。「Load Calendar Settings - Each Redraw」スクリプトの先頭で、「$$sc_GanttRows」の変数の値を変更します。