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概要

イベントをカレンダーの「リソース」に関連付けることができます。人、機材、場所、あるいはこれらを組み合わせたものなど、スケジュールを管理する必要のあるものは何でもリソースになります。イベントを、複数のリソースに関連付けすることも可能です。

リソースは、カレンダーのスケジュール画面とグリッド画面上にて表示しています。これらの画面で、イベントを「あるリソース」から「別のリソース」にドラッグすることでスケジュールを調整できます。

自分のリソースをカレンダーに表示するには、どのようにしますか?

リソースは、カレンダーを開く度に、常に「Load Resources」スクリプトで読み込まれます。

このスクリプトは「Resources」という名前の値一覧を参照し、このリストの内容を使用可能なリソースのリストとして使います。この名前の値一覧が見つからない場合は、「hard coded list follows」のコメントの後にある「変数を設定 ()」ステップでハードコードされたリストを使用します。サンプルのリソースに設定されているように、この計算式にリソースを入力して使用することもできます。

カレンダーには、ハードコードされたリスト通りの順番、または値一覧の順番に表示されることに注意してください。

カレンダーを自分のファイルにペーストする際には、自分のイベントのテーブル中のフィールドが、「Source No X」レイアウトの「リソース」タブ上にもともとある「リソース」にすでに割り当てられている必要があります。このレイアウト上で、自分のイベントのテーブルから任意のフィールドを選んで、自分の「リソース」にすることができます。スタッフのメンバー、備品の一部、部屋など、自分のイベントテーブルに含まれるフィールドであれば何でも使用できます。

リソースの値一覧を変更する

値一覧を変更したら、「Upon Opening」スクリプトを実行することで変更が反映されます。

大量のリソースを管理する

非常に多くのリソースを管理する場合は、リソースを複数の別々の値一覧に分ける事をおすすめします。この操作についての詳しい説明は こちらの動画 をご覧ください。(英語)

複数の種類のリソースを使う(1つのイベントに対して2つ以上のリソースフィールド)

タイプの異なる複数の種類のリソースをリストとして使用することも可能です。(例えば、教室と担当教諭とレベルなど)各イベントは、それぞれのタイプごとに、1つ、あるいはそれ以上にリソースの値をもつことになるでしょう。その場合、スケジュール画面とグリッド画面上にどの値を表示させるか、ユーザに選択させることが可能です。詳細は こちらの記事をご参照ください(英語)

リソースとして使いたいテーブルがある場合はどうすればいいですか?

問題ありません。カレンダーは「$$sc_ResourceList」変数からリソースを判断するので、自分のテーブルからリソースの名前とともにこの変数を生成するだけです。おそらく、自分の全リソースに対してリレーションシップが設定されているレイアウトから「List()」関数を用いるのがもっとも簡単でしょう。

この方法を使って自分のリソースを「$$sc_ResourceList」変数に割り当てたい場合は、「Load Resources」スクリプトを編集して割り当てます。そして、以下のような記述を含めます。

Code Block
レイアウト切り替え [ 自分の全リソースに対してリレーションシップが設定されているレイアウト ] 
変数を設定 [$$sc_ResourceList ; List ( リレーションシップ::リソース名 ) ] 
レイアウト切り替え [ 元のレイアウト ]

「List()」を使う代わりに、リソースのレコードをループさせることもできます。どちらにしても、リソースを「$$sc_ResourceList」と同じ順番に表示させる際には、リレーションシップをソートするか(リストを使う場合)、リソースのレコードをソートする(ループを使う場合)ことに注意してください。

SQL文で「$sc_ResourceList」変数を生成することもできます。この方法のメリットのひとつは、現在のレイアウトから離れる必要がないということです。もうひとつのメリットは、SQL文にソート順を含めることができるということです。SQLクエリに不慣れな方は、クエリを書く参考として弊社のSQLエクスプローラ(無償です)をご自由にお使いください。

IDフィールドを利用してスケジュール表示とグリッド表示でリソースを表示することはできますか?

はい、スケジュール表示とグリッド表示のリソースIDフィールドのコントロールをポップアップメニューに変更し、2番目の値(リソース名)を表示するように設定した値一覧を割り当てます。これにより、クリックしていない状態でもリソース名を表示できます。これらのフィールドはスケジュール表示とグリッド表示のいずれにおいても編集不可のため、誤って編集してしまう危険性はありませんが、値一覧がデフォルトでフィールド枠を表示するため、見た目よく表示するためには、フィールド枠を調整する必要があるかもしれません。

イベントに対して複数のリソースを設定することはできますか?

はい、できます。この機能はカレンダーにすでに組み込まれています。ただし、「Event Details」レイアウトでリソースのフィールドがドロップダウンリストに設定されているのを、(たとえば)チェックボックスに変更したいということもあるでしょう。複数のリソースを動作させる際に、留意すべき点をいくつか挙げます。

  • リソースは、「Source No X」レイアウトの「リソース」タブ上に配置されているフィールドに含まれている必要があります(統合の際に、そのように設定しているはずです)。
  • 配置されたフィールドには、改行で区切られたリソースのリストが保存されている場合があります(チェックボックスに設定されたフィールドからリソースを入力する際には、そのようなリストが作成されます)。
  • スケジュール画面であるリソースの列から別のところへイベントをドラッグできます。ドラッグすると、もともとイベントのあったリソースから新しいリソースへと変更されます。イベントのその他のリソースには影響はありません。
  • この動作を解説する短い動画をご覧ください。