FileMakerデータベースソリューションの構造は独特で、データとプログラミングのロジックがすべて単一のファイルに格納されています。そのため、データとプログラムを分離してプログラミングのロジックにだけ変更を加えることは、可能ですが簡単ではありません。何らかの分類モデルを使用しているソリューションでも、データファイルに対してプログラミングを変更するには時間がかかります。方法は2つあります。稼働中のソリューションを変更する方法と、ソリューションの開発バージョンにデータをインポートする方法です。

稼働中のソリューションを変更することは可能で、ダウンタイムを最小限にとどめることが簡単にできます。しかし、常にリスクが伴います。ソリューションの記録をとっておくことのできるベースエレメンツのような製品を使ったとしても、変更を厳密に正確には移行できないかもしれません。

データのインポートは、データセットが大きい場合には時間がかかるかもしれませんが、明らかに利点がいくつかあります。

インポートの大きな問題は、データセットが大きいと時間がかかることです。しかしリフレッシュFMは柔軟で、別のマシンで同時に複数のインポートを実行することもできます。 ソリューションにファイルがたくさんあってインポートを何度もしなくてはならないような大規模のインポートでも、同時に実行できます。

ソリューションを変更するときに、選択肢が最も多い方法はインポートです。分離モデルにも、プロジェクトのその他の部分に課せられている制約にも、縛られることはありません。そのため、開発モデルによる制限を考えるのではなく、ソリューションのメリットを長期的に考えて最適な決定を自由に下すことができます。ただし、ソリューションに分離モデルを採用していてUIのアップデートだけが必要である場合でも、リフレッシュFMは、機会は少ないかもしれませんが、データファイルの変更が必要なときに役に立ちます。