4.4 その他のアクション

インポートのプロセスが完了した後、ほかのファイルをディスクに書き込んだり、ほかのファイルを開いたりすることもできます。たとえば、インポートが完了した後で、Read Meファイルをユーザーのデスクトップに保存し、それを開くことができます。

以下のオプションを使用できます。

  • Copy - 「Path1」フィールドのファイルを、「Path2」の場所にコピーします。
  • CreateFolder - 「Path1」フィールドで指定されたパスにフォルダを作成します。
  • Delete - 「Path1」フィールドで指定されたファイルを削除します。
  • Export - 「File」オブジェクトフィールドから、「Path1」フィールドで指定されたパスにエクスポートします。
  • Open - 「Path1」フィールドで指定されたファイルパスを開きます。
  • ShellScript - 「Path1」フィールドのシェルスクリプトのコードを実行します。「Path2」フィールドには「1」または「0」(それぞれ真または偽に相当)を入れて、コマンドが応答を待つか(「1」/真)、応答を待たずに継続して値を返さないか(「0」/偽)を指定する必要があります。
  • Unzip - ( 3.1.2 で追加 ) - 「Path1」フィールドのファイルを解凍し、「Path2」のフォルダに出力します。「Path2」を空欄にした場合は「Path1」と同じフォルダに出力します。
  • Zip - ( 3.1.2 で追加 ) - 「Path1」フィールドのファイルリスト(1つもしくは複数のファイル、改行区切り)を圧縮し、それらを「Path2」フィールドのファイルに保存します。単一ファイルの場合は「Path2」は空欄にすることにできます。 オリジナルファイルと同じフォルダ内に「.zip」を付けたファイル名で保存されます。

FileMaker Serverのコマンド

以下のコマンドは、fmsadminコマンドを使ってFileMaker Serverのファイルに対してタスクを実行します。サーバからファイルを開く、閉じる、削除することができます。コマンドを使用するには、管理者のユーザ名とパスワードが必要です。これらはサーバのフェーズ中に設定するか、または確認されます。

これらのコマンドはすべて同様に、真/偽の「Path2」のオプションが必要です。ShellScriptのコマンドが応答を待つかどうかを指定する必要があるためです。

  • FMS Open - 「Path1」フィールドで指定されたファイルを開きます。
  • FMS Close - 「Path1」フィールドで指定されたファイルを閉じます。
  • FMS Remove - 「Path1」フィールドで指定されたファイルを削除します。

これらのオプションでは、MacまたはWindowsを指定してクロスプラットフォームのパスを使用することができます。パスのフィールド内に「$Timestamp」「$Desktop」「$Temp」「$Updater」「$Root」「$Applications」の変数を使用して、これらの詳細を指定することもできます。「$Timestamp」は「63450919168」のような値を返します。これは現在のタイムスタンプを数字に変換したものです。その他の変数にはフルパスが含まれるので、変数の後にフォルダやファイル名を付加するだけです。

たとえば「$Desktop/logfile.txt」を使用すると、実行時には「filemac://Users/username/Desktop/logfile.txt」のパスが生成されます。