4.06 レポート

ベースエレメンツは実データのデータ構造の中で動作するように設計されています。そのため作成されるレポートは、データから直接取得できない機能のためにセットアップされています。レポートは4種類あります。

  • 比較レポート
  • 統合レポート
  • エラーおよび参照されていないレポート
  • FileMaker Goの互換性のレポート

どのレポートも、ホーム画面の「レポート」タブから利用できます。特定の分析についてどのレポートが作成されているかは、メインの「Analysis」レイアウトでも確認できます。

レポートを表示する

レポートが実行または選択されると、レポートのために生成された全レコードをFileMakerの標準的なリストまたは表形式で表示できます。レポート内や、複数のレポートにわたる検索もできます。「割り当て先」、「完了」、「備考」という追加のフィールドがあります。これらはレポートをアクションリストやTo Doリストとして使いたいユーザのために用意されているものです。たとえばエラーのリストを作って項目を修正する際などに使用できます。

「割り当て先」フィールドは、このフィールドに以前に入力された内容に基づくドロップダウンリストを利用して、データを簡単に再入力できるようになっています。「完了」は項目が1つだけのチェックボックスのフィールドで、対応済みの項目をオフにするのに便利です。「備考」フィールドは自由にテキストを入力できるフィールドで、レポートを生成した後で情報を記録しておく必要がある場合に使用します。

レポートを印刷する

リスト表示の「Report」レイアウトにはすべて(システム全般のリストレイアウトと同様に)、印刷に適したレイアウトがすでに用意されています。レポートのレイアウトをプリントするのに特別な処理をする必要はありません。「プリント」のメニュー項目をキーボードショートカットやメニューから使用する際に自動でプリントに適したフォーマットになり、スクリプトによってプリントの処理が実行されます。「Print」レイアウトはデフォルトではレイアウトメニューに表示されませんが、レイアウトモードに切り替えれば自分で編集したり設定内容を詳しく調べたりすることができます。